登山学校Bコース 第6回実技登山(蒜山)報告

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【2/8 雪 -3℃~-6℃】

大牟田2/7(金)20:30出発~6:40蒜山SA(*大雪のため山陽道岩国より通行止め~中国道へ乗り変えのため4時間ロス)

犬挟峠8:40~雲居平11:15~下蒜山14:25~中蒜山方面へ300m15:20~下蒜山15:46
*雪洞構築開始15:55~雪洞完成18:05

大雪(東京で25cm・山陽・四国でも大雪・2/9(土)は門司以北高速閉鎖のためAコース中止)のため到着大幅にロス。ほぼ一睡もせず登山開始。いきなりスノーシュー出発となる。数日間積もった湿雪のため重い雪の膝までラッセルで、受講生は苦労する。傾斜が増してくると時折腰までラッセル。受講生のレベルでは普段の1/3程のスピード。いらいらしながらも奮闘を見守る。

下蒜山に着いたのが14時を過ぎ、中蒜山までの行程はあきらめる。とりあえずまだ時間はあるので、引き返すつもりで先へ進める。

下蒜山を過ぎるとさらに積雪と雪の重さがましてくる。300mほど進むのに1時間弱を要した。しかも、殆ど講師がラッセルをしている状態。ここで、下蒜山まで引き返し、下蒜山山頂で雪洞ビバークにする。

山頂付近に出来たゆるい雪庇を利用して雪洞を掘る。斜面のの厚みがないので天井を確保するために2mほど掘り下げての構築となったので、大幅に時間がかかった。2時間かけて余裕で8人寝れる雪洞完成。ただし、完成と同時に天井にクラックを生じたがそのまま使用。講師のみシュラフカバーのみでのビバーク。

 【2/9 雪のち曇 -4℃~0℃】
下蒜山6:28~7合目8:43~雲居平9:35~犬挟峠12:30

朝起きると天井が40cmほど下がり、クラックにこぶしが入るほどに広がっていたが、一気に落ちてくることはまだないだろう。銀マットには解けた雪でいたるところに水溜りが出来ていて、服がかなり濡れてしまった。どうりで寒くて寝れなかったはずだ。一度は雪洞に寝てみたいという受講生の甘い幻想をこれで一気に融けてしまっただろう。

昨日ほどではないが、雪が舞う中ヘッデン・スノーシューでで出発。昨日のトレースが拾えそうだったので、しばらくしてクランポンに変える。蒜山~7合目までは急な傾斜があるので、コンテで進む。

雲居平の先で、ビーコンの講習を行う。ラッセルをしながらのサーチは思った以上に時間がかかる。ビーコンは雪山の必需品と称されているが、どう考えても死人しか発見できないように思える。たぶんお守りにもならないであろう。大事なことは雪崩にあわないこと。これを前提にして雪山の行動はある。

トレースは半分くらいしか残っておらず時間がかかる。もし、中蒜山に向っていたら下山は夜になったかもしれない。引き返して正解だった。犬挟峠では警察のお出迎えを受ける。大雪警報が出ている中、雪に埋まった車を除雪車が発見し遭難騒ぎとなったようである。今後は、県警に入山時に一言言ってくれと小言を言われ、良くあることだが、言い返すと心象悪くし、また規制も強くなるので、『ごめんなさい。以後気をつけます』と謝り『ご苦労様』とねぎらいのことばまでおまけした。

講師のザックのコンパクトさ・受講生OBの要らないもの持参・ラッセルの厳しさ・雪洞の非快適さ・ルート取りの難しさ・人間の小ささ・山の大きさ・・・・いろんなものを受講生は学んだに違いない。